人間関係は良好が実は落とし穴の理由を解説【ブラック企業あるある】

人間関係は良好が実は落とし穴の理由を解説【ブラック企業あるある】

今の会社を辞めたいんだよなぁ。

でも人間関係はいいし、居心地は悪くないんだよな。

みんなに迷惑もかけるだろうし、転職して人間関係が悪くなるのは怖いなぁ。

今の会社を辞めたいと考える理由はいろいろありませんか?

  • やりがいがない
  • 給料が低い
  • 将来性を感じない

でも今の会社の人間関係がいいと、転職した会社で人間関係が悪かったらどうしようと悩んで辞められない。みんなが退職や転職を考える理由の上位に「人間関係」があることが示すように働いている上で職場の人間関係はとても大事です。

そのため、あなたが今の会社で人間関係はいいから辞めづらいと考えるのは当然です。わたしも人間関係が良好な会社で辞めることをためらった経験があります。

だからこそ伝えたいことは、人間関係「だけ」が転職をためらう理由なら、今の会社に居続けてもあなたの悩みが解消される可能性は低いです。

ととのり
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あなたの力で変えることができない悩みは、働く場所を変えないと解消しません。

人間関係は良好がブラック企業の理由

「自分が辞めたら会社が回らない」という自己犠牲に溢れた人が残っている

「人間関係は良好」=「ブラック企業」の理由1つ目は、自分が辞めたら会社が回らないだったり、周りの人に迷惑がかかってしまうと考える自己犠牲に溢れた人が多く残っている傾向があります。

ブラック企業は人の出入りが激しい傾向があるため、辞めるタイミングを逃した人が重要な仕事を任されることがあります。そうすると周りからもあの人が会社を辞めたら困るといった空気感が出てきます。辞めづらくなるだけでなく「自分が居なくては!」を考えてもしょうがないですよね。

わたしも離職率が40%のブラック企業で働いていたときに、20年以上その会社で働いている人が続けて辞めるタイミングを経験しました。結論としてはいなくなった数週間はバタバタしましたが、会社は問題なく回っていました。

残っている社員が一時的に大変なことは否定しませんが、あなたが辞めても会社の存続に大きな影響が出るほどではありません。それでも一定数の人は「自分が辞めたらみんなに迷惑かかるから」とおっしゃる人がいます。

ととのり
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会社がしっかり回るようにするのは経営陣の仕事であり、あなたはあなたの人生をよくすることを第一に考えましょう。

人間関係の居心地の良さから実はブラックな環境を自分で判断できない

「人間関係は良好」=「ブラック企業」の理由2つ目は、人間関係が良好だと居心地がいいため、ブラック企業だと判断ができなくなる傾向があります。

  • 仕事にやりがいを感じない
  • 給料が低い
  • 会社に将来性を感じない

などの不満を持ちながらも人間関係が良好だと愚痴や雑談をしているうちに不満が発散してしまい、悪くない環境として過ごせてしまいます。それだけ人間関係は働く環境への影響が大きいですね。

わたしも経験がありますが、共通の敵をつくって愚痴を言っているうちに仲間意識が強くなり、居心地のいい空間になることがあるんですよね。ただし、ホワイト企業に転職して感じることは共通の敵をつくるのではなく、共通の目的を持つことで前向きな仲間意識ができます。

人間関係が良好なことは働く環境にとても影響するため、ネガティブな空気感での居心地の良さでもブラックな環境を判断するのができなくなりますね。

ととのり
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ポジティブな居心地の良さがある環境で働きたいですよね!

定期的に社内イベントをして結束を強めている

「人間関係は良好」=「ブラック企業」の理由3つ目は、定期的に社内イベントをして結束を強める傾向があります。

ここで重要なのが、

自由参加 ⭕️

強制参加 ❌

参加を強制してくる人は「行けば楽しい」「参加することに意義がある」とよく言います。たしかにみんなでワイワイすることは楽しいかもしれませんが、本当にあなたがしたいことですか?強制までされてしたいことですか?

わたしも今までに、

  • BBQ
  • 社員旅行
  • ボーリング大会

と強制参加のイベントに出席したことがありますが、たしかに行けばそれなりに楽しめます。ただし、本当に一緒に楽しみたい人と行ったときとは楽しさの質が違いました。

ブラック企業は少しでも社員の結束力を強めて辞めさせないため、定期的に強制参加のイベントを開催して社員の仲間意識を強めようとしてきます。

ととのり
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仲間意識を強めることで、そこから抜け出しにくい雰囲気を作ろうとしているので要注意です!

人間関係は良好なのに不幸になる理由

仲良しの輪ができているため、出る杭は打たれる

人間関係が良好な会社で怖いのが、強い仲間意識でつながっているため少しでも輪をこわす人を仲間外れにしたり、追い出す傾向にあります。

「同調圧力」という言葉がありますが、「みんなの中で浮きたくない」といった心理現象が働くことで、自分の意見や選択を抑えてみんなに合わせることを第一に考えるからです。そんな中で個人の意見やアイディアをはっきりと主張し、個人の選択を優先する人を敬遠することがあります。

わたしが経験した一番ひどい事例は、新しい部署の立ち上げにキャリア採用された管理職の方が3ヶ月で会社を追い出された事例です。新しい部署の立ち上げということもあり、発言力や行動力のある方が採用されましが、自分たちとは合わないと既存の部署の管理職が一致団結して追い出していました。

人間関係が良好というよりも、個人の意見や考えを押し殺して周りの雰囲気に合わせている=何も起こらないから平穏に感じているだけの傾向が強いです。そういった職場に個人の意見や考えをはっきりと発言する人は弾かれる可能性が高いですよ。

ととのり
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積極的に場をこわす必要はありませんが、いい仕事をしていく上で意見の衝突はありますよね。

定期的に生贄になる人がいる

人間関係が良好な中に1人は生贄にされる人が出てきます。

人間関係が良好なわけではなく自分の意見や考えを抑えて仕事をしているため、そのストレスをぶつけられるサンドバックのような生贄が必要とされます。そんな扱いになった人はやめていく傾向が強いため、次の生贄がまた必要となります。

わたしが以前いた会社でも定期的に生贄にされる人が生まれていました。そして、その人が辞めていくと次の生贄になりたくないと、ビクビクしながらみんなが働いていました。

人間関係が良好だと思っていた会社が、実は定期的な生贄のおかげで良好に見えているだけの可能性があります。

ととのり
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生贄をつくるような会社の人間関係が良好なわけはありません。

最終的にまともな人が結局いなくなる

どんなに人間関係が良好だとしても、ブラック企業の場合はまともな人が最終的に辞めていきます。

理由は様々ですが、

不満や不安を日々感じながらも人間関係が良好なことでためらっていた退職への行動が、どこかで人間関係の良好さだけではカバーできなくなります。人の入れ替わりが多いと、まともな人が辞めることも見ているため、いまの環境がブラックなんだと気づくこともあります。

わたしも「この人はやめないだろうなぁ」と感じていた人が、わたしが退職した後に次々にやめていったと聞いて驚いた経験があります。

人間関係が良好だからと残っていると、どんどんまともな人が辞めていくことであなたに責任やストレスがかかる仕事が任されるようになり、余計に会社を辞めにくい状況を作られてしまいます。

ととのり
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まともな人ほど見切りをつけてスパッと辞めていきますよ。

人間関係「は」良好から人間関係「も」良好へ変換させる

転職活動をする

今の会社を辞めたいと考えているなら、まずは転職活動を始めることをオススメします。「転職」することはリスクもありますが、「転職活動」をすることにリスクはありません。

転職は年齢が上がるほど難易度がハードになります。少しでも早く動くことで有利に進めていきましょう。

また少しでも安心して働ける会社を探していくために、複数社の転職エージェントを利用しましょう。わたしが転職活動の際に利用していた転職エージェントを3つ紹介しますので参考にしてください。

裏切りもの扱いをされたとしても辞める

人間関係が良好な会社だとしても、辞めると言った途端に裏切りものとして扱われることがあります。さらに退職をなかなか認めてもらえなかったり、強引な引きとめを受けるかもしれません。そうした場合も気にせず辞めることを優先しましょう。

裏切りもの扱いをされた際にはこちらの記事も参考にしてください。

まとめ:人間関係「は」良好!落とし穴の理由

本記事では人間関係は良好が実は落とし穴の理由を解説しました。

  • 人間関係は良好がブラック企業の理由
  • 人間関係は良好なのに不幸になる理由
  • 人間関係「は」良好から人間関係「も」良好へ変換させる

人間関係が良好なことは働く環境として、とても大事です。しかし、人間関係が良好なことだけが働き続けている理由だとしたら、それはとても危険です。

人間関係も良好で他にも、

・年収が高い

・スキルアップができる

・仕事にやりがいを感じる

といったあなたにメリットのある会社で働く可能性を探して見ましょう。あなたが仕事に求める優先順位を探しながらより良い環境で働く手助けができるように、これからもわたしの経験を紹介していきます。