30代後半での転職ってどうなんだろう?
いまの会社でこのまま働き続けるのは不安だけど、年齢的に転職はむずかしいかな。
できれば奥さんも子供もいるし、安定している会社で安心させたいな。
このような疑問や悩みがある人は、ぜひ参考にして下さい。
わたしは30歳を過ぎてから4回の転職をしています。しかも短期離職も2回経験しました。でも、38歳でホワイト企業に転職することができました。
30代後半の転職は、20代に比べてハードルが高いことは確かです。さらに「35歳の壁」なんて言葉も聞いたことがありませんか?
ただし、ポイントを抑えれば30代後半での転職もそこまで不利になるようなことはありません。30代後半だからこそ有利になることもあります。
しっかりとポイントを抑えて自分の理想の姿を手に入れましょう!
わたしが伝えたい結論は「30代後半での転職は全く手遅れではありません。」
30代後半の転職が手遅れではない理由
30代後半の転職が手遅れと言われてしまう理由
- 20代と比較して求人数が絶対的に少ない
- ・ポテンシャル採用の対象は20代が中心で、少し幅が広がっても30代前半までです。
・人材にコストをかけられない企業はコストを抑えられる20代をターゲットにしています。 - 即戦力が求められる
- ・30代後半の採用では「即戦力」と「マネジメント力」が求めらめます。
・特に30代後半で業界や職種が未経験の場合は即戦力になりづらく、教育に時間をかけなくてはいけないため不利になります。
上記のような条件があることで、30代後半の転職が手遅れと言われてしまうことがあります。
30代後半で転職を成功させるポイント5選
転職市場の動向を知る
・2022年の20代~50代正社員転職率は7.6%で2016年以降もっとも高い水準
特に20~40代男性は、過去7年間で最も高い転職率!
・転職で年収が上がった人は39.5%。2019年以降増加傾向にあります。
引用:マイナビキャリアリサーチlab 転職動向調査2023年版(2022年実績)
キャリアの棚卸しをする
(営業職の場合)
・客観的に全ての事項を書き出す。
例:何(製品・商品)を、誰に(法人・個人)、どこで(勤務先)、提案営業していた。
・実績を具体的に書き出す。
例:「2022年度 予算◯◯万円/実績◯◯万円/達成率◯◯%」
・社内順位や受賞経験、昇格について書く。
例:営業〇〇名中1位の売上予算を達成等の客観的なデータを記載。
⇒わたしは営業経験が10年程度となるため、上記のようなキャリアの棚卸しを行いました。
転職したい理由を明確にする
・会社の将来が不安。
→成長産業や安定企業をさがす。
・労働時間、休日等の労働条件が悪い。
→ワークライフバランスが整った企業をさがす。
・給与、ボーナスが少ない。
→2022年に転職した39.5%の人が前職比で年収を増加させている。
転職をしたい理由はそれぞれですが、優先順位を決めましょう。
転職活動は在職中におこなう
・不採用が続いたとしても、生活面の不安がないことは気持ちの面でとても重要です。
・退職後の期間が長いと採用側にも計画性がないと判断される。
転職のプロを活用する
・30代後半からはスピードが特に重要になります。
・無料で登録できるプロに相談することが必須です。
転職のプロについて詳しく知りたい場合は下記の記事も参考にしてください。
30代後半で転職するメリット
経験やスキルが活かせる
・少子化により若手の人材不足が進んでいるため、30代経験者を募集している求人も少なくありません。
・いままでの実績を買われて、入社直後にマネジメント職につけるケースもあります。
⇒30代後半であることの強みをアピールできれば、まだまだ転職を成功させるチャンスはあります。
企業とのミスマッチが減らせる
・長い社会人経験から自分にあった環境がわかってきます。
・新卒の就職活動時よりも多くの情報を持った上で、企業選定ができるようになっています。
わたしが転職した企業はちょうど40歳前後が不足しているとのことで、求人を出していたとのことでした。
30代後半だから転職はむずかしいとあきらめることはありません。
30代後半で転職するデメリット
年齢制限に引っかかる
・「35歳未満全員面接」
・「35歳以下の方」
・「第二新卒歓迎」
⇒求人サイトをみていると、上記のような条件を目にすると思います。
20代に比べると求人の絶対数は少なくなります。そしてこういった条件が「35歳の壁」なんて言葉を生むのかもしれません。
社会的な信用が一時的に下がります
・マイホームや車の購入を考えている場合、転職直後はローンが組みにくくなる点に注意が必要です。
・ローン審査で見られる条件の中には、勤続年数の長さが含まれるためです。
求められる経験やスキルのハードルが高い
・将来性の高さではなく、今できることをしっかりと伝えられるようにしておかなければなりません。
・20代の求職者と能力に差がなければ、企業は20代の求職者を積極的に採用しようとします。
年齢を重ねることで選択肢は少なくなりますが、逆に自動で絞ってくれたとも考えられます。
業界別の正社員の過不足感が下図になります。人手不足を感じている業界はあるんです。
1人で悩む必要なありません
成功させるポイントでも書きましたが、30代後半の転職はスピードが大切です。現状に不安や不満がある中で転職を考えているのであれば1人でどうしようと考えるのではなくプロに相談しましょう。年齢制限や経験やスキルのハードルについてもあなたのことをしっかりと深掘りしてくれた上で解決策を出してくれます。
まとめ
30代後半の転職は決して手遅れではありません。
ポイントをしっかり抑えればきっと自分にあった転職先を手に入れられます。本記事ではそのポイントを5つ紹介しました!
今日が1番若い日と考えて、まずはできることから行動しましょう!