30代で転職回数4回は多いのかな?
何回目ぐらいまでなら転職できるんだろう?
失敗しないコツってあるのかな?
周りの環境をもっとよくしようと活動していて、気づいたら2回、3回と転職回数だけが増えていったなんて経験がありませんか?
わたしもそうでした(T ^ T)
大学を卒業し新卒で入社した会社で7年、8年と過ごしていたらあっという間に30代。
先輩や上司の姿が自分の将来の姿だろうなと考えたときに不安を感じて、転職活動を始めました。いま考えるとはっきりとした目的や目標もなく「転職」によって何かが変わると信じていたのかもしれません。
結果は年収ダウン、ワークライフバランスは皆無というひどい結果!半年以内の退職を2回くり返し、転職回数だけが増えました。家族に迷惑もかけてしまったと反省。
そこからはしっかりとした転職の軸を決めて、この記事で紹介するコツを実践していきました。
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本記事でわかることは下記のとおり。
- 転職回数の多さが一般的に転職活動で不利に思われている理由
- 30代の平均転職回数
- 転職4回目で30代が転職を成功させるコツ
『転職回数の多さ』が一般的に転職活動で不利に思われている理由
採用しても長続きしないと判断されてしまう
まずは想像してみてください。
自分が採用側だったとして30代で転職回数が3回の求職者が目の前にいます。あなたは「この人は採用しても長続きしないのでは?」と思うのではないでしょうか。
そして「長続きしないのでは?」という印象を持つ人を採用することは企業にとって大きなリスクになります。企業にとって採用をする上で一番避けたいことはすぐに辞められてしまうことです。
なぜなら採用にはとてもコストがかかります。「就職白書2020」のデータを確認すると、企業が中途採用をする場合の1人当たりの平均採用コストは2018年で83万円、2019年で103.3万円となっています。企業が無駄なコストを避けたいと考えるのは当然です。
転職回数が複数になっているあなたは「長続きしないのでは?」という企業の不安を解消できるアピールが必要になります。
わたしも過去に最終面接で「長続きしないのでは?」という役員の不安をなくせずに落ちた経験があります。
社会人としてスキル不足だと判断されてしまう
転職をくり返しているとスキルが身に付いていないのではと企業側に思われる可能性が高いです。なぜなら、入社後はまず簡単な仕事からスタートし、経験を積むことで大きな仕事や責任のある仕事を任されていくことが多いからです。そのため転職回数が多い人は、スキル不足と判断されてしまいます。
30代では即戦力となるスキルや経歴が求められます。年齢に見合ったスキルがないと判断されると、採用基準をクリアしていないため転職が不利になるケースがあります。
ただし、「こんなスキルを身につけた」「こんな実績を残した」というアピールができれば企業の不安を解消することができます。そのためにはあなたの経験をしっかりと棚卸ししておきましょう。
意外とあなたが気づいていないことがスキルや実績として企業に評価されることもあります。
ひとりで考え過ぎずに身近な人に聞いてみると新たな発見がありますよ。
30代の平均転職回数
30代前半で転職を経験している人の平均転職回数はおよそ2.6回、30代後半で転職を経験している人の平均転職回数はおよそ3.2回になります。
30〜34歳 | 35〜39歳 | |
1回 | 27.1% | 14.6% |
2回 | 24.9% | 22.2% |
3回 | 23.6% | 25.0% |
4回 | 14.8% | 17.5% |
5回 | 3.5% | 8.3% |
6回以上 | 5.7% | 12.2% |
不明 | 0.3% | 0.2% |
転職4回目で30代が転職を成功させるコツ
- 転職活動は退職せず、現職と並行して行う
- 即戦力となるスキルをアピールする
- 面接対策をしっかり行う
- 転職エージェントを活用する
①転職活動は退職せず、現職と並行して行なう
転職回数が多い人は転職回数の多さがハンデとなるため、転職活動が長期化する可能性があります。そのため、退職後に転職活動を行なうことは大きなリスクを伴います。
退職後に転職活動が長期化した場合、安定した収入が途切れることで心にかかるストレスはとても大きいのではないですか?そういった状況で転職活動をすると早く転職をして収入を安定させたい気持ちが強くなります。心に余裕を持って転職活動を行なうためにも現職と並行しましょう。
②職務経歴書の作り込みを行なう
職務経歴書を作成する際に気をつけること3つは以下の通り。
- 今までの企業で身につけたスキルや経験をまとめる
- 実績に基づくエピソードを書く
- 応募する企業の求人票に書いてある「求める人物像」をしっかり読み込む
転職回数が多いことで企業に不安を与えてしまう「スキル不足」や「経験不足」を解消するために、職務経歴書のなかでしっかりアピールすることが必要です。そのためには今までの企業で身につけたスキルや経験の棚卸しを行い、実績としてアピールすることが必要です。
そして実績をアピールする際にあなたの具体的な行動を書くことで、企業側にスキルや経験がしっかり身についていると認識をしてもらえます。ただし、企業が求めている人物像と全く違うと思われてしまうと今回の採用には適さないと判断され面接に進めません。
そこで求人票に書いてある「求める人物像」をしっかり読み込むましょう。自分の「スキル」や「経験」がしっかりと当てはまるエピソードを職務経歴書に記入することで企業があなたに興味を持ってくれます。
職務経歴書の記載内容
- 職務経歴概要
- 得意とする経験・分野・スキル
- 会社履歴
- 職務経歴詳細
- PCスキル/テクニカルスキル
- 自己PR
わたしが実際に書いていた内容を一部抜粋
■職務経歴概要(100文字程度で経歴を説明)
「大学を卒業した後に10年間(業種)メーカーにて(製品)の法人営業に従事して参りました。その後は(業種)や(業種)、(業種)の営業経験を経て現在は(業種)メーカーにて法人営業をメインに従事しております。」
わたしは2回の短期離職が企業側の不安材料となるため、10年間のメーカー営業経験が印象に残るように経歴概要を作成しました。
■得意とする経験・分野・スキル(応募する求人と関係のある内容を選択)
・新規開拓や代理店営業に自信があります。
・(業種)メーカーでの法人営業の経験が長いため顧客との関係構築力に自信があります。
・営業だけでなく、マーケティングについても経験があります。
■会社履歴
期間 | 会社名 |
20XX年XX月~20XX年XX月 | 株式会社XXXXX |
20XX年XX月〜20XX年XX月 | XXXXX株式会社 |
20XX年XX月〜20XX年XX月 | 株式会社XXXXX |
20XX年XX月〜現在 | XXXXX株式会社 |
■職務経歴詳細(あなたが何をしてきた人なのかを説明)
株式会社XXXXX 20XX年XX月~20XX年XX月
事業内容:XXXXX
従業員数:XXX名
資本金:XXXX円
期間 | 業務内容 |
20XX年XX月 ~20XX年XX月 | 営業部X部 配属 新人研修 |
20XX年XX月 ~20XX年XX月 | 【担当業務】 XX県の(業種)会社約20社の担当からスタート。 (製品)をメインとし、(業種)会社にて使用する(商品)の提案営業を行う。その中でトラブルが起きた際には、自社の技術部と連携しトラブルの検証や解決策の提案を行う。 20XX年からは主に代理店営業にシフトチェンジ。20XX年からは(担当エリア)、20XX年からは(担当エリア)のエリア拡販を行う。(担当エリア)については新規活動を中心に行い、シェアをアップ。(担当エリア)については設備案件獲得。 【営業スタイル】 20XX年から20XX年までは主に直販をメインとし、顧客であるXXXへ直接訪問し(製品)を含む(商品)の提案を行う。 20XX年からは代理店と共に新規顧客開拓のための同行営業や、既存顧客に対しての生産性改善やコストカットのための(製品)・(商品)提案や新商品の案内といった、顧客に対しての総合的な提案型営業。 【実績】 20XX年度: XXXX万円達成 (対予算比XX%達成) 20XX年度: XXXX万円達成 (対予算比XXX%達成) 20XX年度: XXXX万円達成 (対予算比XXX%達成) |
■PCスキル/テクニカルスキル
Word、Excel、PowerPoint
■自己PR
応募する求人と関係のある内容を選択(法人営業の場合)
・一貫した営業経験
既存顧客のフォローがメインになっている中で、自分で新規開拓のテーマを設けてアプローチを行い新規案件の獲得に努めています。自社の強みが活かせる業界の分析をしアプローチ先をリスト化、電話やメールにてアプローチ。また展示会等へも足を運び情報収集に加え、見込み顧客の獲得を実施。
それらを踏まえて新規開拓、既存フォローを行い、目標の達成を目指す。
・数字に対する執着心
営業として常に数字を意識し、日々目標までの進捗を管理し達成してまいりました。
また、私が特に意識していることは新規の問い合わせが常に入ってくる仕組みを考えることと、いかに既存顧客から継続受注を続けられるかという点です。
顧客のニーズは多種多様でその時々で変化が生じますが、ニーズに最適なソリューションを正確に提案することが大事だと学びました。その為にも(業種)業界をはじめ顧客の業界情報にアンテナをはり、今後何が求められていくかを常に考えて提案をしています。
・コミュニケーション能力・信頼関係構築力
顧客や社内他部署の人間とコミュニケーションを活発に取り、業務をスムーズに進める環境を構築する
ことを心がけております。また、営業で培ったコミュニケーション能力を活かして、所属部署の後輩だけでなく、他部書の後輩にも自分の経験や考え方を伝え、そこから色々なコミュニケーションを取れるようにしています。
あなたのこれまでの経験を棚卸しして、応募する求人にあった職務経歴書を作成しましょう。
③面接対策をしっかり行なう
大前提として選考が面接に進んだということは、書類選考の段階で転職回数についてのマイナスポイントよりこれまでの経験やスキルを期待してくれています。だからこそ、あなたの話を直接聞きたいと思って面接していることを意識して望みましょう。
そのため意図せずに転職回数が増えてしまっている場合も、自分から転職をくりかえした理由を深掘りすることはやめましょう。どうしても転職回数をコンプレックスに感じていると自分からいろいろと話をしてしまうことがあります。
でも考えてみてください。あなたが企業の採用担当だとして転職をくりかえしている理由を知りたいでしょうか。それよりも自社に応募した理由やあなたの人柄を知りたいと思いませんか。その中で不安を感じたときに転職をくりかえした理由を質問してくると思います。
質問を受けたときにしっかりとした答えができるように準備しましょう。その際に気をつけることは周りの人たちや環境のせいにせず、自分の反省点と改善点を伝えることです。
そのためには「どのような理由で入社を決めたのか」「入社前と入社後で何が違ったのか」「同じような状況にならないようにどんなことに気をつけているか」を矛盾なく答えられるかが重要です。
逆質問の際に「御社の求人票を拝見させていただくと、今までわたしが退職を決意した状況にはならないと考えておりますが、いかがでしょうか?」と質問をすることも大切です。企業側の採用担当に反省点を活かしているなと感じてもらえます。
そして、転職面接でとても重要なキーワードがあります。それは「継続性」と「再現性」です。
まず、継続性が重要な理由は企業側の「長続きがしないのでは?」という不安を解消する必要があるからです。そのためにはあなたが転職先を探している上で大事にしている価値観と企業側の求めている人物像がマッチングしていることを伝えることです。
次に、再現性が重要な理由は企業側の「スキル・経験不足なのでは?」という不安を解消する必要があるからです。そのためにはこれまでの「実績」を数字だけで伝えるのではなく、「課題に対してどのような仮説を持って進め、なぜうまくいったのか(うまくいかなかったのか)、次はどうした方がいいのか」と取り組み方を伝えましょう。あなたが入社した際、具体的に貢献できることを伝えることで安心感と信頼感を与えることができます。
「継続性」と「再現性」をしっかり伝えるためには、これまでのキャリアの棚卸しが必須です。
④転職エージェントを利用する
①、②、③と具体的なコツをお伝えしましたが、すべてをひとりで準備するのは不安もあるでしょうし、時間的にも大変です。そんな時は転職のプロに相談することで不安を解消してもらい、時短もしていきしましょう。転職回数が多いあなたの転職活動は長期化する可能性が高いため、少しでも効率よく進めていきましょう。
実際にわたしが利用しておすすめできる転職エージェントも参考にしてください。
効率よく転職活動をサポートしてくれます!
まとめ
30代で4回の転職をした経験者が5社目で成功したコツ
- 転職活動は退職せず、現職と並行して行なう
- 職務経歴書の作り込みを行なう
- 面接対策をしっかり行なう
- 転職エージェントを利用する
転職回数が4回目でも、しっかりと準備をすれば「あなたと一緒に仕事がしたい」と言ってくれる企業はあります。しっかりと選考対策をし、自分の強みをアピールしましょう。キーワードは「継続性」と「再現性」!
また、ひとりでは不安だなと感じるなら無料でプロに相談しましょう。わたしが厳選した転職エージェントを比較したいならこちらの記事も参考にしてください。